19ヴァンキッシュ2500Sと18ステラ2500S・C3000SDHHGを使っているので、ある程度参考になるレベルでお話できるかと思います。
ヴァンキッシュもステラもわかりやすいレビューやインプレはいくつかあるので、今回はリールのデザインや詳しい技術については深掘りしません。あくまで『エギングに使うなら19ヴァンキッシュと18ステラどっちが合うのか?』という視点でお届けしていきますので、あらかじめご了承ください。
記事・インプレの内容は個人の感想です。辛口なコメントをすることもありますし、体格・感覚で差がある可能性があります。
結論。軽さを求めるならヴァンキッシュ
どういうことかというと、同じ2500Sで40gも差があります。ヴァンキッシュは165g、ステラは205g。この40g差ってま〜操作性に絶大な違いをもたらします。機種によってはアジングリールと変わらない軽さだからですね(笑)リールの存在を忘れてしまうほどです。
もちろん体格やロッドとのバランスにもよりますが、非常に高い操作性でさまざまなシーンで楽。特にシャロー撃ちでクイックに操作する時なんかは最高です。逆にディープはどうなんだ?軽すぎて少しキツそうといった印象になりがちですが、エギングはリールの力だけでなくロッドの反発を利用して釣るので全く問題ありません。
そして長時間釣る時は疲れにくさにも差が出ます。短時間でたくさん釣れれば良いんですが、なかなか思い通りに行かないことがありますよね。やっぱり軽いほどストレスを感じにくくなります。
にっしーおはこんばんにちは!にっしーです。 これまで発売されてきた歴代ヴァンキッシュ達が名機であることは間違いありませんが、僕はぶっちゃけノーマークでした。2019年3月、多くの釣り人の期待[…]
巻き心地を求めるならステラ
巻きは圧倒的にステラ。205gと程よい自重も相まって非常に巻きの質感が高い。ステラについてはみんな『巻き心地が良い』と言うのでどの動画見ても言葉が被ってしまいますが、逆に言えばみんなが同じことを言ってしまうものづくりができるのは素晴らしいことだと思います。
この巻き心地はステラにしかないものなので、そこを求めるならステラにすると後悔しません。
クイックレスポンスとコアソリッド
そもそもシマノのリールにはクイックレスポンスとコアソリッドという2つのシリーズが存在します。この2つの明確な違いは『軽さ』と『巻き』です。クイックレスポンスの頂点がヴァンキッシュ、コアソリッドの頂点がステラ。
クイックレスポンスはハンドルがスッと回り始め、キュッと止まる。キビキビした動作が得意です。そのためアクションを多く行う釣りに向いているとされています。
対してコアソリッドシリーズは、しっとりした巻き心地。一度ハンドルが回り始めたら回転し続けるので巻きの釣りに向いているとされています。
この説明だけ聞けば、多くの人が『エギングにはクイックレスポンスのほうが向いてる』と感じるかと思いますが、ステラを使っちゃダメなんてことはありません。実際に僕もこれまで使ってきて大変満足してましたし。
将来が楽しみなのは・・・
ここから先はだいぶ僕の主観が入ってるんですが、リールもロッドも数年おきにどんどん新しいものが出てきます。その度に『凄い変わった』『あまり変わってない』など様々な意見が飛び交いますが、これからエギングタックルが進化するなら、そのキーワードの一つは『軽さ』です。
200g前後のリールが当たり前になりつつある今、ヴァンキッシュの165gは異次元レベルです。でも、おそらくこの軽さも当たり前になっていきます。これからロッドも進化し、よりしなやかで強さもあり、そしてさらに軽くなった時にヴァンキッシュと組み合わせることを想像したら・・・今からワクワクしちゃいます。
その視点で言うと、ヴァンキッシュには『今』と『近い未来』2度楽しませてくれる可能性があると思います。僕は今回、スーパーカラマレッティーATに合わせるリールをヴァンキッシュに変えました。