photo:ダイワ
ダイワから2019年7月に発売される入門者〜初心者向けエギングリール『エメラルダスLT』。
エメラルダスシリーズ初のLT搭載モデルですが、多方面から「これは初心者におすすめだ!」との声が上がっていますね。
果たして本当にそうなのでしょうか?釣り人として釣り人目線でわかりやすく解説していきます。
記事・インプレの内容は個人の感想です。辛口なコメントをすることもありますし、体格・感覚で差がある可能性があります。
ちょっと待って!LTだよね?
まず、LT(ライト&タフ)はご存知ですか?簡単に言えば、ダイワが新しく提唱するコンセプト。
「軽いけど強い。本来なら相反するこの2つを高いレベルで作ってしまった」というのがLTです。
公式曰く「細部までの徹底した軽量化へのこだわり」があるそうなんですが、これまでLTモデルとして登場した中で最軽量のイグジスト180g。最重量のレグザ235g。
エメラルダスLTより安いフリームスのダブルハンドルモデルでも220gです。
軽量化が進む今のエギング界において220g〜が果たして軽い部類に入るかはさておき、このエメラルダスLT(2500S-DH)の自重はなんと、240gです・・・。
う〜ん、重い!笑
LTモデルで軽さを追求してるのに、非LTの16エメラルダス(250g)と10gしか差がないのは僕からすれば非常に引っかかる点です。
今後のマイナーチェンジ・モデルチェンジの為に重く設定したのか、上位モデルと差別化する為にこの重量にしたのか、はたまた別の意図があるのかは分かりません。
また、ダブルハンドルモデルしかないのでシングルハンドルにしたければ、別でカスタムハンドルを購入する必要があります。
僕がもしヤル気のある初心者に「エメラルダスLTで迷っているけど、どう?」と聞かれたら、
「どうしてもエメラルダスにこだわりがあって、どうしてもダブルハンドルを使いたいなら買ってもいいと思う。ただ、僕はそこらへんのこだわりがないなら同価格帯ならフリームス(205g)。もう少し出せるなら長くメインリール、後からサブとしても使えるセオリー(190g)。ダイワイチオシはこれから6年は最前線で活躍できるセルテート(205g)だね」
と答えるかと思います。後はエギングに対するヤル気とお財布事情次第。
さらに付け加えるとすれば・・・・・本気でエメラルダスLTで悩んでいる人は問い合わせください。
とは言え16エメラルダスは実売価格1万円くらい。最新モデルの19エメラルダスLTは1万円ちょっとで買えるのでお得に感じるのは確かです。
とりあえずエギング専用リールが欲しい、月に何回もエギングに行くわけではない、釣行時間が少ないという人にはお手頃な価格設定だと思います。