この記事は、釣り用ウェイクのグレード選びで迷っている人向けです。
誤解を恐れずに言えば・・・悩みに悩み抜いてウェイクを選び、乗っている僕としては、「釣りと普段使いを両立させたい」と思っている人が選ぶと満足度が非常に高い車だと思っています。その理由は3つ。
釣り専用ならもっと使いやすくて安い車がある。
(ウェイクは床が高めで重い物は出し入れしにくい/釣りに使いたいオプションを全て付けると200万オーバーも)
普段使い専用ならウェイクの最大のメリット「広さ」を最大限活かすシーンがない。
(他の車でも十分な広さを確保できる)
どちらも高水準な車に乗りたいならウェイクが最適
(持ち前の広さと収納スペースで車中泊も楽々。釣りのオプションも豊富で、後からのカスタム無しでも趣味車としてのレベルが高い/軽最高クラスで他の軽と比べ内装の質感が高め。釣り道具を入れたまま他の荷物も余裕で入る)
といった感じ。ウェイクに不満がある人の話を聞いていると、「思ってたのと違う」という意見が多かったんですよね。これはどっちつかずになってしまっているウェイクの立ち位置が関係していることに気が付きました。
釣り専用なら他の車。普段使いなら他の車。でも、それらを高いレベルで両立できる軽はウェイクをおいて他にない。そんなウェイクですから、グレードが高い方が満足度が高いというわけです。


少しでも共感できた方だけ下にスクロールしてください。ここから先は全力でお勧めしています(笑)
GターボレジャーエディションSAIIIが良い理由
予算が合えばこれで決まり。なぜ他のグレードではないのか?その理由を解説していきます。
まずはターボの必要性から!
ノンターボもターボも燃費がほとんど変わらない
カタログ燃費 | 実燃費 | |
ノンターボ | 25.4km/L(2WD) | 15〜20km/L(2WD) |
ターボ | 23.8km/L(2WD) | 14〜19km/L(2WD) |
カタログ燃費は燃費が1番上がる条件(JC08)で走行しているのはみなさんご存知だと思いますが、気になるのは実燃費。実はノンターボもターボもあまり変わりません。
その理由はエンジンの進化。昔は純粋なパワーを求めてターボが作られていましたが、今の時代に合わせた環境を考えたターボに変わってきています。
そしてもう1つが車重。1トンと軽にしては重い車体を動かすには、それなりのパワーを使います。知らないうちにアクセル踏んでるってことですね。結果ほぼ燃費が変わらないということに。
1トンの車体を動かすパワー(ターボ)が必要
そもそもターボ車とは、ターボチャージャーといってパワーを増大させる装置が付いた車のこと。
ウェイクの発売前の名前はデカデカです。とにかくなんでも詰め込めるように広さ・収納を確保してあります。そのウェイクの車重は軽でも数少ない1トン超えです。
以前、知り合いのウェイク(ノンターボ)を運転させてもらい坂道を走った時に「あっ…これはターボいるなあ」と思いました。知り合いも後悔していましたが、時すでに遅し。
試乗も試乗コースではなく、少し長い坂道があるところをノンターボ・ターボともに走り、やはりターボだと確信。
リセールバリューはGターボレジャーエディションSAIIIが少し高い
リセールバリューを本気で考えると3年や5年、走行距離も少ないうちにやるのが賢いです。
趣味車ポジションのウェイクを「短期間で売ることを前提」に買う人は少数だと思いますが、今のところはLとGは数%の差があります。たかが数%・・・されど数%。
ウェイクは価格ではなく充実感で選ぶ車
ウェイクは最高クラスの軽自動車です。はっきり言って価格は高め。ですが、それを補ってあまりある趣味の相棒となってくれます。
「ドデカクつかおう。」でおなじみのCMも相まって、アウトドアのために買う方が多いはず。そのため嬉しい機能が装備されている「レジャーエディション」を選びたいという方が多いと思います。
15インチアルミホイール
14インチから15インチにサイズアップし、デザインも大きく変わっています。
2段調節式デッキボード
フラットモードに必要なボード。無ければフラットにした時にリアに空間ができてしまいます。
台など、他の用途にも使えます。
LEDフロントパーソナルランプ
前席にLEDランプ装着。LEDの明るさと寿命の長さは説明いりませんね。
LEDリヤパーソナルランプ
後席にLEDランプ装着。
LEDラゲージルームランプ
リアの荷室にLEDランプ装着。
LEDバッグドアランプ
バッグドアにLEDランプ装着。
イージーケアフロア
足元・リアの荷室に防水仕様の樹脂製フロア。濡れても汚れても気になりません。
ユーティリティフック
荷室床面フック
固定ベルト
マット付大型インパネトレイ(助手席)
マット付インパネセンタートレイ
2WD・4WDどっち?
2WDの床下収納は90Lですが、4WDのレジャーエディションは29L、4WDのベース車は16ℓです。つまり収納or走行性どっちをとるかって話になりますね。
ウェイク含む軽自動車の4WDは、ジムニーの4WDとは全く仕組みが違います。熊本のような雪があまり降らないような地域や、荒れた山道を越えて行くような状況でもない限り4WDは必要ないでしょう。
氷の世界で運転したことはないので雪国の事情は詳しくはありませんが、少し高くても4WDじゃないと事故につながり、むしろ高くついてしまうケースがあるようです。
ウェイクの価格
GターボレジャーエディションSAIII(2WD)の金額は¥1,717,200(税込)
オプションを選んでいけば、乗り出し金額は¥2,000,000を超えてくるでしょう。
ウェイクの美点
挙げたらキリないですが、いくつかご紹介。
フロントガラスの視界
例えるならバス。それくらい広く、尚且つ四角い形なので見やすいです。
運転のしやすさに直結しますね。
ドアを閉めた時の音
いわゆる軽の安っぽい音ではありません。普通車と比べても遜色なし。
軽なのに音が良いところが、少しだけ気待ちが良いです。
走行安定性が高い
他の軽と比べてどっしりと安定しています。まあ、ウェイクの重心が低く重いからですが(笑)ただ、スピードが出たままカーブに入ってしまうと危険です。
ワンタッチターンシグナル機能付方向指示スイッチ
名前はやたら長いですが、その機能はウィンカーを少し動かすと自動で3回点滅してくれるというもの。
普通はウィンカーをピッとしたら1回しか点滅しないので荒っぽく見えますね。でも、これならピッとしても3回点滅してくれます。
イージークローザー
「軽にイージークローザーつくの?もう普通車じゃん(笑)」と、最初は思いました。
高級感がありますし、後席のイージークローザーは何かと便利です。
それに予約ロック機能と言って、後席ドアが閉まる前にカードキーのドアロックボタンを押せば、閉まるまで待たなくても勝手にドアロックします。
ウェイクの弱点
フラットモードの段差
何か敷かなければとてもじゃないですが眠れません。まあ、敷けばいいんですが。
問題は、純正オプションの値段。オプションのジョイントクッションは専用設計でぴったりサイズですが、1名分なんと¥39,960。2名分で¥79,920。いくらなんでも高すぎ。
僕は家にあったマットを代用しています。
急な段差や突き上げ
悪路走破性能は低いです。
ウェイクの形・性能上これは仕方ないのですが、知って買うのと知らないで買うのでは乗り心地の満足度が変わります。
バックドアの開閉
圧倒的な広さを実現するためのウェイクの背の高さ。
その高さ183cm。男性なら誰しも憧れる(であろう)身長ですが、ウェイクのバックドアは長すぎて、場所によってはスペースを考える必要があります。
その長さを生かして日陰を作れたりしますが(笑)
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