ラトルのエギが出始めた時、僕はこう思いました。
「カラカラうるさいなあ・・・。釣れるのかな」
そしてラトルエギで釣りまくった今はこう思っています。
「やっぱりカラカラカラカラうっさいなあ。釣れるけど(笑)」
結論から言うとラトルは効果があると考えられます。それは経験や感といった「自分がこう思う」ではなく、「科学的な根拠」からくるもの。
参考文献:アオリイカの秘密に迫る、イカ先生のアオリイカ学
エギのラトルとは
ざっくり言うと、エギの中に入っている数個の玉のこと。
この玉が揺れることでぶつかり合い、音を出します。それがラトル音。
アオリイカは音を感じている
そもそも、エギにラトルを入れる理由は何なのでしょう。
人間は料理中のフライパンの音や、店に漂う匂いで食欲が刺激され、思わず食べたくなることがあります。つまり、人間同様に感覚器を備えているイカも、音に反応する場合があるということです。
アオリイカは、400~1,500ヘルツの可聴周域があり、最も感度が高い音は600ヘルツ(110デシベル)です。
もちろんイルカなどの外敵が発する音(主に1,000~2,000ヘルツ)を感知することも可能です。アオリイカは音を利用して餌を見つけ出すこともできれば、外敵に対していち早く逃避行動をとることもできるということです。参考文献:アオリイカの秘密に迫る、イカ先生のアオリイカ学
しかし、逆に言えば料理中のフライパンの音を聞いても全くそそられず、エビチリじゃなくて豚骨ラーメンが食べたかったりすることもあるでしょう(これは僕)
店の外まで漂うカレーの匂いに全く反応せず、むしろ豚骨ラーメンが食べたいと思うこともあるでしょう(これも僕)
まあ、いくらラトルの音をアオリイカが聞いているといっても、反応しないやつもいる(だろう)ということです。
ラトルの選択肢はアリ。ただし、使いどころが大事。
感覚器・・・何らかの物理的または化学的刺激を受け取る受容器として働く器官(目・耳・鼻など)
ラトルエギの使い方
ラトルエギの効果が分ったところで、次は使い方ですが・・・
ラトルに反応するアオリイカは高活性な場合がほとんどだと思います。だから、最初に使う。合理的ですね。
高活性だと思われる理由は先ほどの通りで、音に反応する=高活性。もしくは、ラトル音で気づかせたり、捕食スイッチを入れる効果があると考えられます。
それまで他のことに熱中していたのに、料理の音が聞こえた瞬間食べたくなったこと、ありませんか?僕は思い返せば…あったような気がします(笑)
実験によれば、そんな感じでアオリイカも音に反応している模様・・・だからこそ、言いたいことが!それは回遊性の低いポイントで使い続けては効果が薄れてしまうということ。
目の前にエギがあっても平気で知らんぷりしたり、些細なことでびっくりしてスミ吐いて逃げるほど大胆かつ繊細なアオリイカだからこそですね。
効果あり。ただし使い分けが大事
いかがでしたか?
「ええ?!これだけ?」と思うかもしれませんが、現在科学的に分かっていることはこれが全て。
ここでようやく僕の経験ですが、サイトフィッシングをしていてラトルエギに反応しないイカは必ず存在します。それは近くで見えていても、沖にいても変わらないはず。
ノーマルエギとラトルエギを使い分けることが、釣果を伸ばす要素の1つになると思います。
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