数あるリールの中から、エギング用にステラを買う理由・・・。
「ステラを、使いたい」それに尽きると思います。要するにオーバースペック。
とまあ辛口はここまでにして、大事なのはステラに何を求めるのか。
エギングに必要な性能は、ステラじゃなくても事足りる・・・と僕は思っています。その真意は、エギングにおいてステラの性能を最大限使うシーンがほぼないということ。
エギングは根魚や青物のようにドラグぎちぎちに締めて根に潜られないようにしたり、リーリングで繊細なアタリをキャッチすることもありません。
メインターゲットがアオリイカなので、リールに対して求められるものが魚とは違います。
では、エギングリールに求めることって?それは、「適度な軽さ」と「耐久性」です。まあ軽さだけなら、今や入門用ですら200gちょいくらいのリールがあるくらいです。ただ、耐久性となってくると話は別。入門用リールでは海水の侵入や、使い込んでいくうちに生じるネジレを防げない可能性が高く、性能を長く維持できません。
かといってジギングほど酷使するわけでもないので、「エギングにステラの耐久性は必要か?」と言われたら、その答えは「ノー。合格ラインは中位モデル」となるわけです。
つまりエギングに必要なレベルとしては、だいたい実売価格2万以上のリールということになります。
「なにそれ?ステラいらんやん」
ええ。そうなんです。先ほども言った通り、エギングに必要な性能という視点なら必要ありません。
では、釣り人は何故ステラを欲し、支持するのか?それは、他のリールでは味わうことができない圧倒的満足感。
時代のトップを走り続けてきたステラ。ステラがステラたる所以は、そこにあると感じています。
18ステラC3000SDHHGのアルファベットの意味
初めて買う人にとってはごちゃごちゃしてて難しいですよね。シマノのアルファベット載せときます。ご存知の方はスルー。
C:コンパクトサイズ | 標準の3000番と比べ、糸巻量は3000番と同じですがボディサイズは1ランク小さいボディになっています。 C3000はボディサイズは2500番でスプールは3000番クラスの糸巻量を持つリールということです。糸巻量は欲しいけどリールは小さいほうが良いという方におすすめです。 |
PG:パワーギア | パワフルな巻上げが可能で巻上感も軽いですが、巻上速度は遅いです。 |
HG:ハイギア | 高速巻上が可能ですが、巻上感は少し重たくなります。 |
XG:エキストラハイギア | HGより高速巻上が可能ですが、巻上感はさらに重たくなります。 |
M:ミディアムディープスプール | スプールがノーマルよりも少し浅溝タイプになります。 |
S:シャロースプール | スプールが浅溝タイプです。細めの糸を無駄なく巻くのに最適です。 |
SS:スーパーシャロースプール | スプールがシャローよりもさらに浅溝タイプです。細めの糸を無駄なく巻くのに最適です。 |
DH:ダブルハンドル | ダブルハンドル仕様です。 |
参考:シマノ
18ステラC3000SDHHGの直訳は「18ステラコンパクトサイズ3000番シャロースプールダブルハンドルハイギア」・・・うーん、長えぇっ!!(笑)
18ステラの番手がC3000SDHHGの理由


実際この番手も良かったんですが、エギンガー待望のC3000SDHが発売決定!2019年6月を予定とのことなので、ノーマルギア+ダブルハンドルが好みならもう少し待ちましょう。
どっちのギアを選べかいいか迷っている方はこちらをご覧ください。
にっしーおはこんばんにちは!にっしーです。 「ハイギア」と「ノーマルギア」どっちにするか?このギア比の問題は、「この色はなに?」「赤!」みたいにポンッと答えは出ません。 […]
18ステラの美点
ギアが14ステラの2倍以上強いとか、防水性能がさらに上がったとか、ラインローラーが5倍強いとか、ドラグ設定が増えたとか、トラブルレスとか性能云々は置いといて、特に気に入っているところをピックアップ。
デザイン
シルバー基調の高級感あふれる鏡面仕上げボディ。
「マジ何これ・・・めちゃくちゃカッコイイ・・・」が初めて見た時の感想だった(はず)。マイケル・ベイ監督のトランスフォーマーを初めて観た時の感じ(なんだよそれ)。余計なものが削ぎ落とされ、ドラグノブに至るまで洗練されたデザイン。そして、さりげないワンポイントゴールドがバリお洒落。…なにより、僕の好みがゴールド<シルバーなので今回のカラーリングはドンピシャ120点。
ただし、ハンドルがシンプルすぎて少し寂しいから100点。
巻き心地
巻き心地といえばステラ。ステラといえば巻き心地。
それくらい多くの人の印象に残るのが、リールを巻いた時のなめらかな感覚。よく使われる効果音は「ヌルヌル」まあ、本当にその通りなんですが・・・問題は、釣りは魚を掛けた後よりも掛けるまでの方が長いということ。どうせなら、圧倒的に巻き心地が良いものを使いたい。


ドラグ音
「キンキンキン・・・。ジジジジジジジジ」低速は高音の綺麗なドラグ音。ラインが走ると落ち着いた低音サウンド。
アオリイカのジェット噴射と共にステラの奏でるドラグサウンドは、まさに釣り界の天使の咆哮・・・は言い過ぎですね。でも、「鳴る」じゃなくて「奏でる」と感じさせるドラグ音。暗い静かな海に響き渡る音色を聞いたら、満足感が半端じゃない。
ベールのカッチリ感
効果音で言うと「カチッパン!」。よくあるリールは「カチッパン(ブルッ..)」「カチッパン(スカ..)」
これは…分かる方にわかっていただければ(笑)
リールバランスの良さ
200gを切るような最軽量クラスのリールを装着するとほぼ先重りします。使ってるものは軽いはずなのに、若干しゃくりにくくなってしまう。これはものが悪いのではなく、重量バランスの問題。
タックルバランスの最適解は人それぞれですが、自分の場合はステラの自重が215gなので範囲内。そのためバランサーを付ける必要がありません。
18ステラの弱点
ギアノイズが気になっちゃう
この番手に限ったことではありませんが、他のリールでは気にならないノイズも、ステラだと気になっちゃう・・・なんてことも。静かな家の中では特に。
ぶっちゃけ音が鳴る個体と鳴らない個体があります・・・が、基本的に釣りができれば問題なし。僕のは巻き心地は良いですが、残念ながら音は鳴ります(笑)
撮影したら周りが映り込む
鏡面仕上げなのでツルツルテカテカ。角度考えないとなんでも映り込みます(笑)
写真撮るの好きなので「カッコイイけど、ちょっとめんどいなあ。」と。
18ステラの夢屋カスタム
エギングにおける18ステラC3000SDHHGの夢屋カスタムは、性能UPというより見た目の満足度UPが主な目的。
シンプルに考えれば、4万円弱でめちゃめちゃカッコ良くするか?です。
photo:夢屋にっしーおはこんばんにちは!にっしーです。 18ステラ夢屋カスタム・・・う〜ん、めちゃ格好いい。モチベ半端なく上がること間違いなし。しかし・・・・・最初に言っておきます。18ステ[…]
・・・僕?正直、躊躇しています(泣)夢屋18スプール、ダブルハンドル、リールスタンド。確かにカッコイイけど、最初から夢屋のデザインだったらなあ。
*夢屋カスタムではありませんが、純正シングルハンドルを興味本位で買ってみました。
一部批判の声も・・・
そういった声もあるようですが、そんなのはつきもの。実際に使用している人は「エギングにステラは持て余すから必要ないよ」とは言っても、「ステラは大したリールじゃない、◯◯で十分だ!」なんて言い方にはならないはず。
僕はエギングの合間のロックフィッシュやスーパーライトジギングにも併用して使っていますが、素直にステラを所有する満足感を感じています。というより、それがほぼ全てのような気も(笑)モチベーション爆上げってやつでしょうか。
18ステラに使われている最新テクノロジー
マイクロモジュールギアⅡ
最先鋭の歯面設計、シマノならではの製造技術によって進化したマイクロモジュールギアⅡ 。ギアの歯、ひとつひとつの歯面から設計を見直し、理想的な歯形状を追求。音鳴りの低減、滑らかなギアフィーリングの向上も達成しました。引用:シマノ公式
サイレントドライブ
ボディ全体の基本設計、駆動関連部品をひとつひとつ見直し、部品間の微細なガタ、隙間、揺れを細部に至るまで徹底的に排除。改善の対象箇所はドライブギア、ウォームシャフト、ウォームシャフトピン、ウォームシャフトギアなど多岐にわたります。新たな次元での滑らかな回転性能、静粛性を伴った巻きごこちを実現しました。引用:シマノ公式
HAGANEギア
これまで多くのシマノスピニングリールに搭載してきたHAGANEギア。独自の精密冷間鍛造技術により、十分な耐久性を確保してきたHAGANEギアを、NEW STELLAではさらに進化。ギアのサイズ、材質を変えることなく、設計だけで強度アップを達成。ワンサイズ上のリールギア強度を実現しました。引用:シマノ公式
X-プロテクト
NEW STELLAに搭載しているのは非接触型X-プロテクト。
撥水効果とラビリンス構造を複合することで、回転の軽さを損なうことなく、水圧にも耐える防水性能を実現。搭載箇所はラインローラー部とボディ(ローラークラッチ)部。特にラインローラーの耐久性は5倍以上もアップしています(対当社従来品)。引用:シマノ公式
低摩擦ローラークラッチ
NEW STELLAでは低摩擦でコンパクトなローラークラッチを搭載。抵抗を抑え、従来モデル以上の軽い回転を実現しました。引用:シマノ公式
やっぱりNo. 1リールはステラ
ステラじゃないと釣れない?冒頭も言った通り、エギングに関してはそんなことないと思います・・・なぜなら、アオリイカを掛けた後のファイトより、掛ける前の方が圧倒的に神経使いますから。ただ、その掛ける前を最高の時間にしてくれるのがステラ。
ステラを使っている満足感はモチベーションを上げてくれるし、ハンドル巻いているだけで幸せになれるし、何より釣っていて楽しい。これは、ステラじゃないと感じることができないもの。
やっぱり、「ステラを、使いたい」と思っているなら買う価値があります・・・・・結局少し、辛口になっちゃいましたね(笑)
にっしーおはこんばんにちは!にっしーです。 この記事は「エギング用18ステラの番手をどれにしようか迷っている人向け」です。 僕は現在18ステラC3000SDHHGを使ってい[…]